月別アーカイブ: 2018年1月

フレイル

フレイル

夜にウェブセミナーを視聴しました。認知症と栄養障害の話でした。話の中に、加齢に伴う脆弱の話がありました。

歳とともに体力は落ちますが、どこからが問題となるのかはわかりにくいです。フレイルでは、サルコペニアと言って、筋肉の減少を客観的に評価するようになっています。

歩行機能の衰退を推し測るには、道路を渡る歳に信号が変わるまでに向こう側に到達できる、という基準があります。歩行速度が0.8〜1.0m/秒以下になるとそうなるようです。

あるいは握力が、男性で26kg以下、女性で18kg以下になると問題で、ペットボトルの蓋が開けれない、或いはプルタブを上げれないといった日常生活上の不都合が見られます。

生活に密着した基準はわかりやすいし気がつきやすいです。

心房細動と認知症

写真は、一昨日に行われた勉強会の題目です。
心房細動という不整脈があると、ない場合に比べて1.36倍認知症になりやすいそうです。その理由はいくつか述べられました。順次紹介したいと思います。
講演の後の質疑応答を聞いていてびっくりしたのは、認知症の専門医は、心電図検査を決まりごとにしていないことでした。
神経内科医や精神科医が多いことが関係していると思います。しかし、何科であれ、患者さんを診るに当たって心電図をとるのは当然と考えていましたので、意外でした。

心臓以外にも、栄養問題であれば胃腸、酸素の問題であれば肺、排泄の問題であれば腎臓と、あらゆる疾患が認知機能を落とします。

自分の診療所はPETのような高度の診断機器はありませんが、手持ちの道具を組み合わせて丁寧に診ていけば、大病院に劣らない診療が出来ると思いました。

職員斡旋の依頼

朝の電話で、デイの看護師が入院してしまい、補充がつかないので紹介してほしい、と言われました。補充できないと、人員要件不十分のため、介護報酬が減算されるでしょう。相当に追い詰められた口調での依頼でした。

こういった依頼にすぐさま応えれることはほとんどありません。たまたま病院時代にお世話になった看護師さんがお母様を連れて来ていらっしゃり、事情を話すとすぐにお一方連絡を入れて下さいました。

双方の事情が合えばめでたく問題解決となっているはずですが、どうなったでしょうか。偶然とはいえ、お役に立てたという実感が持て、得意な気分と未来へ価値ある投資をした気持ちになりました。

夜間対応 その2

夜間対応 その2

40℃の熱があるからといっても聞いてみるとぐったりした様子ではありません。腎盂腎炎からの敗血症かとも思いましたが、季節柄ある可能性を考えました。

インフルエンザが流行り始めた頃であり、もしインフルエンザなら高熱でも病院に頼まなくても対応できそうです。簡易キットで診断し、もしインフルエンザなら点滴をしようと思いました。

その日は大阪を歩き回って疲れていて眠かったのですが、気持ちを奮い起こして赤穂に戻って患者さんのところへ行きました。果たして、B型インフルエンザが証明されました。インフルエンザに即効性のある点滴があり、それをした後抗生剤を入れた500mlの点滴につなぎ替えて朝まで点滴するようセットしました。

その後は順調に経過しました。ただ、疲れと夜間の電光で、点滴の針が一回で血管内に挿入できなかったのが残念でした(終わり)。